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2025.08.10
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電気代高騰の原因と効果的な節電術:今日からできる対策を徹底解説
こんにちは✨
サンリストです。
近頃、あらゆるものの価格が高騰してしまいましたが、
電気料金も高くなったと感じますよね。
ロシアのウクライナ侵攻などの影響で世界的なエネルギー危機が発生し、
日本でも電気代の改定が行われました。
実際に改訂前と比較すると、
電気代の請求金額が高くなったと感じている人が多いようです。
電気は生活に欠かせないものですが、一方で生活費を圧迫する要素の一つであるため、
可能な限り抑えたいと考えるのが当然です。
そこで今回は、
電気代が高騰する原因や高いと感じたときに原因を調べる方法、
電気代を安く抑える方法などを解説します。
最近の電気代の推移について
昨今、電気代高騰についてニュースでよく耳にするようになり、
全国的に電気代が上がっています。
しかし、いくら電気代が高くなっているとはいえ、
「毎月3万円も請求がくるのはおかしい」
「値上げ幅を上回って電気代が高くなっている気がする」
という方もいるでしょう。
そこで、まずは昨今の電気代の推移と
電気代がおかしいと感じている人の声を見ていきましょう。
電気代が年々高騰している
電気代には、
電気をつくる燃料の調達価格を電気代に自動的に反映する
「燃料費調整」という費用が含まれています。
しかし、規制料金では燃料費調整として上乗せできる金額の上限が決まっており、
上限を上回ったコストについては電力会社が負担しなければなりません。
ウクライナ侵攻や新興国のエネルギー需要の高まりなどが影響し、
燃料調整額が高騰したことで、電力会社の赤字の原因となりました。
そこで、赤字を脱して電力の安定供給を維持するために、
大手電力会社7社が規制料金の値上げを申請しました。
たとえば、東京電力では
申請前の2022年11月時点で電力単価が36円/kWh(30Aで、400kWhを使用する家庭をモデルとして)
であったのに対し、査定の結果41/kWhとなりました。
電気代が上がりおかしいと感じている人の声
「電気・ガス価格激変緩和対策事業」で電気代の値上げが一定抑えられているとはいえ、
電気代が上がっておかしいと感じている人もいます。
例:月の電気代が3万円を超えた
ひと月あたりの電気代が3万円を超え、高いと感じている人の声を見ていきましょう。
月の電気代が3万円を超えました。3人家族です。
息子は家にいることが多いですが、他は日中ほとんど家にいません。
猫を飼っているので猫がいる部屋だけは、必ず暖房がついています。(暖房が古く効きが悪いので30度設定です…)
電気代が高くなる原因で思い当たるのは、
洗濯機をまわす回数が多い、
息子の趣味がゲームでそうした機器が多い、
あとは先述した猫がいるので暖房が四六時中つきっぱなことです。
どうにか電気代を下げたいです。
上記のように、月の電気代が3万円を超えるケースもあるようです。
今回のケースでは、消費電力の高いエアコンがつけっぱなしであることや、
エアコン自体が古いことが影響している可能性があります。
電気代を安く抑えるためには、
小まめに節電をしたり、
省エネ性能の高い最新のエアコンに買い替えたりするなどの対策が有効です。
電気代が高騰する原因
昨今の電気代高騰の原因は一つではなく、複合的な要素が原因となっています。
では、なぜ電気代がここ数年で高騰することになったのか、
原因を詳しく見ていきましょう。
液化天然ガス(LNG)の値段が大幅に上がっている
2022年ロシアのウクライナ侵攻や新興国のエネルギー需要などが起こり、
世界的な燃油価格の高騰が発生しました。
実際に、液化天然ガス(LNG)の輸入価格は、
2022年の最も高いときと同年1月を比べた場合、約1.7倍となり、
液化天然ガス(LNG)の輸入価格が高くなったことが電気代高騰の原因の一つとなっています。
世界的に燃料費が高騰している
日本の電気の多くは火力発電でまかなっており、さらにその燃料は輸入に頼っています。
液化天然ガス(LNG)だけでなく、
そのほかの燃料(原油、石炭)の価格が高くなることは、
発電コストのアップ、さらに電気代の高騰に直結します。
このようにさまざまな燃料費が高騰したことも、電気代の値上げにつながりました。
円安で燃料の輸入費用が増加している
円安とは、円の他通貨に対する相対的価値が少ない状態のことです。
円安が起こると輸入コストの増大につながります。
2022年以降、20年ぶりの「超円安」の状況が続いています。
エネルギー自給率の低い日本では燃料のほとんどを輸入でまかなっているため、
燃油価格の高騰が起こり、結果的に電気代が上がっているのです。
電気代が高いと感じた時に原因を調べる4つの方法
電気代が高いと感じたら、原因を調べることが大切です。
ここでは、電気代が高くなっている原因を調べる方法を4つ解説します。
内訳から各項目の費用を確認する
毎月の電気代について、
総額だけをチェックしている方も多いのではないでしょうか。
しかし、総額だけを見て、
「昨年の同時期より高くなっている」などとチェックしているだけでは、
具体的な原因を知ることはできません。
そのため、まずは電気代の内訳と各項目の費用を見てみましょう。
電気代は「基本料金」「電力量料金」「再エネ賦課金」の3つで構成されます。
さらに、電力量料金と再エネ賦課金は以下のように決まります。
基本料金 | |
---|---|
電力量料金 | (電力量単価 ± 燃料費調整単価) × 1ヶ月の使用電力量 |
再エネ賦課金 | 再生可能エネルギー発電促進賦課金単価 × 1ヶ月の使用電力量 |
燃料費調整単価が上がり、
電気代高騰につながっている場合は社会情勢の影響が大きいですが、
1ヶ月の電気使用量が多くなっていることが原因であれば、
節電などで対策できるかもしれません。
消費電力が多い家電を洗い出す
電気代が高いと感じるときは、
消費電力が多い家電がないかを探してみましょう。
利用しているサービスによっては、
消費電力が多い家電をグラフで視覚的に確認できるアプリを提供している場合もあります。
消費電力が高い家電がわかれば、
使用を避ける、省エネ性能の高い製品に買い替えるといった対策が可能です。
漏電していないかを確認する
電気代が高い場合、漏電も原因の一つとして考えられます。
電気配線や家電製品の不具合で漏電が発生するケースが多く、
電気代が高くなるだけでなく、火災や感電の恐れもあります。
頻繁にブレーカーが落ちたり、
電気代が周囲よりも高かったりする場合は、
専門業者に相談して漏電していないか確認してもらいましょう。
電力会社の料金設定が変わっていないかを確認する
昨今の社会情勢の影響を受けて、
電力会社は値上げや料金プランの変更を実施しているケースがあります。
地域の電力会社のほか、
電力の自由化によりさまざまな企業が電力の販売を実施しています。
契約している電力会社の料金プランを調べ、
直近で値上げや料金プラン内容の変更が行われていないか確認してみましょう。
よくある疑問点
ここでは、電気代の内訳や仕組みが複雑で疑問を持っている方に向けて、
電気代についてよくある質問を解説します。
オール電化にしたのに電気代が高い原因は?
オール電化とは、
家で使用するエネルギーを全て電気のみでまかなうことです。
電力会社によって異なりますが、
オール電化向けの電気代のプランは「夜間に電気代が安く設定されている」ことが特徴です。
共働きで日中家にいないことが多い家庭では、
オール電化向けのプランの強みを生かせるケースが多いでしょう。
一方で、日中の電気代は高く設定されている傾向にあるため、
日中にお湯を沸かしたり、食洗機を使ったりすると、電気代が高くなります。
電気代が高い状態はいつまで続く?
電気代が高い状態は、
以下のような理由から今後もしばらく続くことが予想されます。
・ロシアによるウクライナ侵攻が続いている:エネルギー危機
・新型コロナウイルスの影響が落ち着き、経済回復に伴いグローバルな動きが活発化する:燃料需要が高まる
・今後もしばらくは円安の為替水準が続く見通し:輸入コストが高い状態が続く
このように電気代が上がる複数の外的要因があることから、
今後も電気代が高い状態が続くと予想されます。
電気代を安く抑える6つの節約方法を紹介!
生活において電気が欠かせないものですが、
一方で電気代高騰により家庭の支出増につながっていることも事実です。
ここでは、電気代を安く抑える方法を解説します。
電力会社の料金プランを見直す
まずは、電力会社の料金プランを見直してみましょう。
電力会社によってプラン内容が異なります。
夜間の電気代が安いところもあれば、基本料金が0円であったり、
ポイント付与を強化していたりするケースがあります。
たとえば、蓄電池を設置して夜間の電気代が安いプランに変更すると、
夜間の安い単価で発電した電気を貯めて、
日中にも夜間単価の電気を使えるようになります。
高気密・高断熱の家づくりをする
電気代のプランを見直すことのほか、
高気密・高断熱の家づくりをすることも電気代削減につながります。
高気密・高断熱の家は、住宅内の快適な空気を逃がさず、
暑い・寒い外気を家の中に入りにくくできます。
結果的に冷暖房効率が上がるため、
少ない消費電力で快適な温度環境を実現可能です。
今後、注文住宅を新築で建てようと考えている場合は、
ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
消費電力が大きい家電の使用頻度を減らす
消費電力が大きい家電を把握し、
使用頻度を減らすよう工夫するのもおすすめです。
消費電力が大きいとされる家電は、
エアコンや洗濯乾燥機、冷蔵庫、電気便座などです。
たとえば、夏場は電気便座のスイッチを切っておくなどの対策をするとよいでしょう。
なお、エアコンは家庭内の家電を比較すると消費電力が高いものの、
オイルヒーターや電気ストーブなどの暖房器具と比較すると安い場合もあります。
省エネ家電に買い替える
消費電力の高い家電の使用を控えるのも対策になりますが、
エアコンや冷蔵庫など、
快適な生活を送るには使用量を変えられないものもあります。
その場合、省エネ性能の高い製品への買い替えを検討してみましょう。
10年以上前の家電製品は省エネ性能が低く、
電気代を圧迫している可能性があります。
太陽光発電を活用する
効果的に電気代を抑えるなら、
太陽光発電の活用が特におすすめです。
太陽光エネルギーから発電した電気をそのまま自宅で使用できるため、
自家消費をすればその分の電気代は0円となります。
日中に電気を多く利用する方にとってはとくにメリットが大きいでしょう。
まとめ
今回は、電気代高騰の原因や調べ方、電気代を抑える方法などを解説しました。
ウクライナ侵攻や新興国のエネルギー需要の高まり、
円安などの影響で電気代の高騰が続いています。
このような状況は今後も続くことが予想されるため、
各家庭でできる節電対策を検討することが大切です。
なお、前述したように電気代を抑える方法の一つとして、
太陽光発電の設置がおすすめです。
太陽光発電を活用することで日々の電気代を大幅に安くすることができます。
初期費用や月額費用をなるべく安く抑えたいとお考えの方は、ぜひご検討を✨
些細な御困りごとも、サンリストまで気軽にご相談くださいね。