2025.07.22

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太陽光パネルの寿命はどのくらい?劣化の原因や対策方法を解説

こんにちは。

サンリストです✨

 

環境配慮や電気代高騰対策の一環として、

太陽光発電を導入するケースが企業・家庭ともに増えています。

これから太陽光発電を取り入れる予定、

という方も多いのではないでしょうか。

さて、太陽光発電の導入において1番気になるのが、

「太陽光パネルの寿命」ではないでしょうか。

 

この記事では、

太陽光パネルの寿命に関する様々な疑問を解決します!

太陽光パネルの耐久性能や劣化原因、

寿命を延ばすための具体的な対策方法まで詳しく解説します。

 

太陽光パネルの寿命

太陽光パネルの寿命が分かれば、

太陽光発電をどれだけの期間使えるか判断できると考える方が多いかと思います。

しかし一口に「太陽光パネルの寿命」といっても、

次の情報が入り混じって語られていることもあるため注意してください。

 

・太陽光パネルの法定耐用年数

・太陽光パネルの耐久性能

・パワーコンディショナの耐久性能

 

それぞれの期間・年数について詳しく解説します。

 

太陽光パネルの法定耐用年数は17年

まず税制上における太陽光パネルの法定耐用年数は17年です。

とくに事業者(法人)として太陽光発電を自己所有する場合は、

この耐用年数で減価償却しなければなりません。

 

ただし、耐用年数が17年となっているからといって、

すぐに「発電できなくなる」というわけではありません。

それ以降もしばらくは発電できますし、

法定耐用年数=太陽光パネルの製品寿命ではないのです。

太陽光パネルの耐久性能は20年~30年

太陽光パネルは法定耐用年数の17年を経過した後も使用でき、

製品そのものの耐久性能としては

20年〜30年は発電可能とされています。

 

そのため「太陽光パネルの寿命は20年〜30年」といえるでしょう。

ただし、メンテナンス状態がよければ、

実は30年以上にわたって発電を続けることも可能です。

パワーコンディショナの寿命は10年超

太陽光パネルで発電した電気は直流なので、

そのままでは家庭・企業で使用できません。

そのためパワーコンディショナによって直流から交流に変換しています。

このパワーコンディショナの製品寿命は10年超といわれており、

太陽光パネルよりも劣化が進みやすいことが特徴です。

パワーコンディショナが故障すると発電した電気を使用できなくなってしまうので、

太陽光パネルと合わせて定期点検することをおすすめします。

 

 

太陽光パネル寿命が短くなる原因

太陽光パネルの寿命は20年〜30年ですが、

突然発電できなくなるのではなく、劣化によって徐々に発電量が落ちていきます。

太陽光パネルが劣化する原因はさまざまですが、

主に次の3つに起因するケースが多いです。

・経年劣化

・パネル表面の汚れ

・パネルの破損

太陽光発電の発電効率を持続させるために、

太陽光パネルの劣化原因についても知っておきましょう。

経年劣化

この記事のテーマであるように、

太陽光パネルは経年劣化によって徐々に発電量を落としていきます。

発電出力保証を20年〜25年としているメーカーが一般的で、

とくに26年目以降の発電量には顕著に劣化が表れはじめます。

パネル表面の汚れ

太陽光パネルは屋外に設置するため、

砂埃や黄砂、鳥の糞などに晒されることは避けられません。

少しの汚れであれば雨が洗い流してくれますが、

太陽光パネル表面が汚れるとそれだけ劣化しやすいことは覚えておきましょう。

パネルの破損

屋外にある特性上、飛来物によってパネルが破損する可能性もあります。

枝や小石が風で飛ばされることもあれば、

鳥がものを落としていくこともあるのです。

 

また、太陽光パネルの表面は強化ガラスが使用されているため

比較的丈夫に作られていますが、裏面の耐久性は弱いことも覚えておきましょう。

遊休地に野立てで太陽光パネルを設置していると、

飛来物などの外的要因により裏面から太陽光パネルが傷つくこともあります。

 

太陽光パネルの寿命を延ばす方法

屋外に設置する太陽光パネルはどうしても劣化してしまいます。

しかし劣化を避け、太陽光パネルの寿命を最大限に延ばすためには、

次のポイントを意識してみてください。

 

・長寿命な太陽光パネルを設置する

・定期的に点検・清掃する

・発電量をチェックし適切なメンテナンスを行う

 

それぞれ詳しく解説します。

長寿命な太陽光パネルを設置する

太陽光パネルはメーカーによって、

性能はもちろん製品寿命にも差があります。

なるべく長く発電量を保ちたいのであれば、

劣化しづらい長寿命な太陽光パネルを選びましょう。

定期的に適切なメンテナンスを行う

 

長寿命な太陽光パネルを導入したとしても、

定期的な点検・清掃は実施しましょう。

目視で傷や汚れを確認し、

もし異常を発見したら業者やメーカー担当者に相談してください。

砂埃や黄砂であれば雨で流れ落ちるかもしれませんが、

落ち葉や枝、鳥の糞などは人力で取り除くことをおすすめします。

野立ての場合は、定期的に草刈りすることも重要です。

発電量をチェックし適切なメンテナンスを行う

太陽光パネルを目視で確認することとあわせて、

発電量をこまめにチェックすることが適切なメンテナンスにつながります。

不自然に発電量・電圧が低下している場合、

太陽光パネルに異常が生じている可能性があります。

 

太陽光パネルを頻繁に目視点検することは難しいかもしれませんが、

発電量であればパワーコンディショナの表示や

メーカーが提供する見える化サービスなどですぐに確認できるのではないでしょうか。

異常に早く気が付くためにも、

発電状態を1週間に1回は確認してみてください。

さいごに

太陽光パネルの寿命について、解説しました。

長く使っていくものだからこそ、安心して使っていきたいですよね。

サンリストでは3年ごとに定期的なメンテナンスを行っています。

太陽光パネルを検討中の方は、

どんな些細なご相談でもぜひサンリストへご相談ください。