2024.10.13

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太陽光発電が発電しない原因を徹底解説!対策や修理費用なども紹介

こんにちは😀

サンリストです✨

 

10月に入り、朝晩はすっかり秋らしく冷んやりとしてきましたね。

今日は寒くなる前にぜひ知っておいていただきたい太陽光発電のお話です☝️

 

太陽光をお使いの方の中には、

「太陽光発電が普段より発電しないんだけど、なぜ?」

「太陽光発電が発電しなくなったときは、どうすれば良い?」

という不安を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

太陽光発電が発電しなくなると、さまざまなデメリットがあります。

そのため太陽光発電が発電していない兆候を早期に発見し、

適切な対策をすることが大切です。

 

今回は太陽光発電が発電しない主な原因やデメリット、

修理費用や発電量の目安、発電しなくなったときの対策などを解説します。

 

太陽光発電が発電しなくなることについて理解を深めることで、

落ち着いて対策できるようになります✨

ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

太陽光発電には発電しない・しにくい原因がある

太陽光発電は、さまざまな原因によって発電量が少なくなったり、

発電しなくなったりすることがあります。

 

発電量が不安定な理由の一つは、

太陽光といった自然のエネルギーを利用していることが挙げられるでしょう。

 

ある程度のシミュレーションはできるものの自然が相手ということもあり、

常に最適な状態で発電できる保証はありません。

 

また人的な原因によっても発電しにくいことも。

このように太陽光発電が発電しない・しにくい原因はさまざまです。

 

太陽光発電が発電しない主な原因

太陽光発電が発電しなくなるには、11の原因が考えられます。

それぞれの原因を解説するので、ぜひ覚えてみてください。

1.天候

太陽光発電は天候によって発電量が大きく左右されます。

 

晴れの日の発電量を100%とした場合、

曇りの日は約40〜60%、雨の日は約10〜20%まで減少するのが一般的です。

 

そのため天候によって発電しにくいことがあります。

なお雪の日に限っては積雪によって太陽光パネルが覆われた状態が続いた場合、

発電量が0になってしまう可能性も。

天候の影響によって、発電量が大きく変動することは覚えておきましょう。

 

2.季節

季節も発電量に大きく影響します。

例えば雨が多い梅雨の時期であったり雪が多い冬の時期は、

ほかの季節よりも発電量が低下するでしょう。

また発電量が多くなるとイメージされやすい夏の時期も、発電量が低下してしまう可能性があります。

確かに夏は日照時間が長く日射量が多い時期です。

しかし太陽光パネルは暑すぎると発電効率が落ちてしまいます。

このように季節も発電量に影響する原因の一つです。

 

3.温度

太陽光パネルの表面温度が高温になることで、

発電量が減ることも原因といえるでしょう。

太陽光パネルは熱に弱いという弱点があり、

気温が1℃上がるごとに約0.5%の発電効率が下がるといわれています。

 

太陽光パネルが最も効率よく発電できるのは、表面温度が25℃のときです。

そのため温度が高くなりやすいエリアや環境の場合は、

表面温度が高くなりすぎないように表面を冷却するシステムの導入を検討しましょう。

 

4.寿命

太陽光パネルの寿命により発電しなくなることがあります。

太陽光パネルの寿命は一般的に約20〜30年といわれております、

寿命が近づいている場合は故障や劣化により発電量が下がってしまうでしょう。

また太陽光パネルだけではなく、パワーコンディショナーの寿命や故障なども原因といえます。

また災害により破損や故障することもあり、

予期せぬ自体で寿命が来てしまうことで発電できなくなる可能性があることも覚えておきましょう。

 

5.汚れ

太陽光パネルの汚れも発電量を低下させる原因の一つです。

太陽光パネルは屋根や土地など、なるべく周辺を遮る障害物がない場所に設置します。

そのため雨や雪、風などの影響によって、汚れやゴミなどが付着することがあるでしょう。

 

細かい汚れの場合は雨で流れるものの、鳥の糞や落ち葉などは流れ落ちないことも。

汚れやゴミが付着した部分は太陽光が当たらなくなるため、

発電しなくなったり発電量が少なくなったりします。

 

6.影

太陽光発電が発電しなくなる原因の一つは影です。

周辺に影になるような建物や樹木などの障害物がある場合は、

太陽光パネルの影ができた部分は発電量が減ってしまいます。

多くの場合は事前に周辺環境を考慮して、影に対する対策をするのが一般的です。

しかし太陽光発電を設置した後で新たな障害物ができてしまった場合は、発電量が減ってしまうでしょう。

新たに影ができてしまった場合は、太陽光パネルの位置や角度を変更することで、改善される可能性があります。

 

7.設置面積

太陽光発電の設置面積も発電量に影響します。

屋根や土地など太陽光発電の設置面積が広ければ、多くの太陽光パネルを導入することが可能です。

太陽光発電の発電量は自然の影響を受けるだけではなく、根本的に枚数を増やすことでも多くなります。

そのため太陽光パネルの設置面積が狭いほど、発電量が減ってしまうでしょう。

太陽光発電を行って多くの発電量を得たい場合は、できる限り設置面積を確保しておくことが大切です。

 

8.経年劣化

経年劣化によって発電効率が低下することで、発電しにくくなるといえるでしょう。

太陽光パネルやパワーコンディショナーなど、関連する設備は長期間の運用で経年劣化します。

どれだけ丁寧にメンテナンスをしていても、経年劣化は避けられないでしょう。

ただしメンテナンスによって経年劣化を遅らせたり、

早期発見による部品の交換が行えたりといった対策をすることは可能です。

経年劣化も発電に影響を与える原因だと覚えておきましょう。

 

9.破損・故障

太陽光パネルやパワーコンディショナーなどの設備が、破損や故障することで発電しなくなることもあります。

破損や故障する原因は、強風による飛来物の衝突や経年劣化などです。

破損や故障によって部分的にでも機能しなくなれば、

発電量が大幅に下がったり発電自体できなくなる可能性があります。

太陽光パネルは直列に接続されていることから、

1枚が破損や故障すると関連するパネルも発電しなくなることも。

このような場合は発電量が大きく下がってしまうでしょう。

 

10.方角・角度

太陽光パネルを設置する方角や角度は、発電量に大きく影響します。

太陽光パネルで発電する際に最も発電量が確保できるのは、角度30度・真南に設置するときです。

ただし角度はエリアによって最適な角度が異なるため、事前にシミュレーションしなければいけません。

また方角は真南が一番良いとされるものの、状況次第では真南に設置できない可能性があるでしょう。

その際は南西や南東でも約95%の発電量を確保できる可能性があるため、

業者に確認してもらうようにしてください。

 

11.施工不良

施工不良による発電量の低下も原因の一つに挙げられます。

太陽光発電を設置する業者の質が低い場合は、経験不足による施工不良が起きる可能性があるでしょう。

太陽光パネルやパワーコンディショナーなどが正しく接続されていない場合、

発電量が低下する原因につながります。

 

太陽光パネルやパワーコンディショナーの品質に問題がなくても、

施工不良によっては太陽光発電による経済的メリットを受けられないでしょう。

そのため太陽光発電を導入する際は、専門業者に依頼することをおすすめします☝️

 

太陽光発電が発電しないことによるデメリット

太陽光発電が発電しないことによるデメリットは、主に4つあります。

デメリットを知っておくことで、発電しないことに対する意識を高められるでしょう。

 

1.電気代の削減効果が減る

太陽光発電が発電しないと電気代の削減効果が減ります。

太陽光発電が正常に発電しなければ、0円で自家消費できる電力量が減ります。

結果的に発電しないことで電力会社から購入する電力量が増え、電気代が増える可能性があるでしょう。

このような状況では、太陽光発電のメリットである電気代の削減効果が下がってしまいます。

そのため太陽光発電が発電しなくなる前に、適切な対策を行うことが大切です。

 

2.売電収入が減る

太陽光発電の発電量が減ることで、売電収入も少なくなるでしょう。

家庭用の太陽光発電を導入している場合は、売電するための余剰電力が減ります。

産業用で全量売電をしている場合は、売電収入が得られなくなってしまう事態になりかねません。

売電収入に関係するFIT制度(固定価格買取制度)は、

高額な太陽光発電の導入費用の負担を抑えるための制度です。

そのため売電収入が減ることで、太陽光発電の導入費用の回収年数が延びてしまうことも。

そのため定期的なメンテナンスが重要になります。

 

3.停電時に使える電気が減る

発電量が減ることのデメリットは、停電展示に使える電力量にも影響することです。

太陽光発電には停電時でも自宅で電気が使用できる、自立運転機能があります。

自立運転機能で使用できるのは1,500W/100Vという範囲内ではあるものの、停電時に電気が使えるのは安心できるでしょう。

しかし、なんらかの原因で発電量が減ってしまうと、停電時に使える電気も減ってしまうことに。

例えば温度差が大きい季節には冷暖房器具が使えなかったり、

必需品であるスマートフォンの充電ができなかったりします。

発電量の変化を逃さないように、日頃から発電量のチェックを行いましょう。

 

4.交換や修理費用がかかる

太陽光発電が発電しなくなると、部品の交換や修理に関する費用がかかります。

発電できないということは、太陽光パネルやパワーコンディショナーなどの破損や故障が疑われるでしょう。

太陽光パネルやパワーコンディショナーなどの交換や修理には、数十万円ほどかかることもあります。

適切な運用をしていなければ早期に予想外の費用がかかってしまうため、

日頃からできる目視や清掃などを行いましょう。

 

太陽光発電が発電しないときの修理費用の目安

太陽光発電が発電しないときにかかる修理・交換費用は、数千~数十万円ほどかかるといわれています。

今回は4つの費用をピックアップして解説するので、修理・交換費用の参考にしてみてください。

 

太陽光パネルの交換は数万~数十万円

太陽光パネルを交換する際は、数万〜数十万円ほどの費用がかかります。

太陽光パネル1枚あたりであれば数万円ほどで済む場合があるものの、

複数枚交換するのであれば数十万円になる可能性があるでしょう。

ただし故障の状況によっては、更に費用がかさむ場合もあります。

また修理費用に関しても、同じくらいの金額がかかるといわれています。

 

パワーコンディショナーの交換は数十万円

パワーコンディショナーを交換する際は、20〜50万円ほどの費用がかかるでしょう。

パワーコンディショナーの部品交換のみであれば、数万円ほどから対応してくれます。

パワーコンディショナーは太陽光パネルよりも寿命が短い(10〜15年ほど)ため、

太陽光パネルの運用中に1度は交換することになるでしょう。

 

配線の修理は数千~数万円

配線の修理費用は、一般的に数千円から数万円の範囲内になります。

ただし問題の規模や難易度によって費用は変動するでしょう。

また大規模な修理や配線全体の交換が必要な場合には、さらに費用が発生することもあります。

 

システムの点検は数千~数万円

太陽光発電システムの点検費用も、数千円から数万円が一般的です。

点検にはシステムの全体的なチェック、特定の部分の詳細な調査、故障の原因特定などが含まれます。

定期的なメンテナンスとして行う場合よりも、発電しない原因を特定するための臨時の点検のほうが

費用が高くなる可能性があることは覚えておくと良いでしょう。

 

太陽光発電の発電量の目安

太陽光発電の発電量の目安を、地域とkWそれぞれに焦点を当てて紹介します。

太陽光発電の発電量の目安を知ることで、発電量の変化に気付けるようになるでしょう。

太陽光発電が発電しなくなる前に行うべき対策

太陽光発電が経年劣化やトラブルなどで、発電しにくくなる前に行いたい対策を解説します。

それぞれの対策を知っておけば、

事前のシミュレーション

太陽光発電を設置する前に、具体的な設置場所や方向、角度などをシミュレーションすることが大切です。

事前のシミュレーションをしておけば、

最適な発電量を確保したり電気代の削減額などがイメージできたりするでしょう。

さらにトラブルが発生した場合のシミュレーションを行うことで、対策を事前に考えることもできます。

 

日常的な発電量のチェック

日常的に太陽光発電の発電量をチェックすることも重要です。

太陽光発電の発電量は、日々の天候や季節により変動しています。

しかし通常の範囲から大きく発電量が外れる場合は、

故障や経年劣化などのトラブルが発生している可能性があるでしょう。

そのため定期的に発電量をチェックし、異常があれば早期に対策を行うことが大切です。

 

定期的なメンテナンス

太陽光発電の性能を維持するためには、定期的なメンテナンスが必要です。

太陽光パネルの清掃や配線のチェック、システムの点検などを行い、

必要に応じて修理や部品の交換を行う必要があります。

定期的なメンテナンスでトラブルを早期発見し対策すれば、

太陽光発電を長期的に使用することで多くの経済的メリットを受けられるでしょう。

 

発電効率の高いパネルを選ぶ

発電効率の高い太陽光パネルを選ぶことで、発電量を少しでも多く確保できるでしょう。

太陽光パネルには様々な種類があり、それぞれ発電効率が異なります。

発電効率の高いパネルを選ぶことで、同じ面積でもより多くの発電量を得ることが可能です。

発電効率は経年劣化により下がっていくため、元から高いパネルを選んでおくことがポイントといえます。

 

地域特性に合うパネルを設置する

地域の気候や環境に合わせた、太陽光パネルの設置をすることも有効です。

地域によって、最適な太陽光パネルの種類や設置方法が変わることがあります。

例えば豪雪地域では雪がパネルに積もることで発電できなくなる可能性があるため、

雪が滑り落ちやすい形状のパネルを選んだり、融雪機能が備わったパネルを設置したりすることが大切です。

 

ハイブリッド型の蓄電池を導入する

ハイブリッド型の蓄電池の導入は、太陽光発電の発電量を確保するうえで効果的な対策です。

太陽光発電は日中しか電気を発電できないため、

蓄電池を併用することで夜間や曇天時でも電気を供給できるようになります。

特にハイブリッド型の蓄電池は、新品のパワーコンディショナーを太陽光発電と併用することが可能です。

パワーコンディショナーの寿命が近づいている場合は、ハイブリッド型の蓄電池の導入を検討してみてください。

 

信頼性の高い業者で購入・施工する

太陽光発電の購入や施工は、信頼性の高い優良業者で購入や施工を行いましょう。

太陽光発電の導入には、豊富な経験と知識が必要不可欠です。

信頼性の高い業者に依頼することで、適切な設置やメンテナンスが行われ、

長期的に安定した発電を行うことが可能になります。

また何らかの問題が発生した際でも、安心してメンテナンスや修理などを任せられるでしょう。

 

太陽光発電の交換や修理を自分でしてはいけない理由

太陽光発電の交換や修理を自分でしてはいけない理由は、主に3つあります。

安全性や確実性に関わる重要なことなので、ぜひ覚えておいてください。

 

安全性が確保されていないから

1つ目の理由は、安全性が確保されていないからです。

太陽光発電の修理や交換は専門的な知識と技術が必要になります。

特に電気を扱う作業は、ショートや感電などの安全上のリスクがあり、

屋根などの高い場所での作業は転落事故の可能性があるでしょう。

これらのリスクを適切に管理するには専門的な技術と経験がなければ、安全性が確保できません。

 

性能や寿命に影響を及ぼすから

2つ目の理由は、性能や寿命に影響を及ぼすからです。

適切な修理や交換が行われないと、システムの性能が低下したり早期に故障したりする可能性があります。

また専門知識がないと問題の原因を見つけ出すことができず、同じ故障が再発する可能性もあるでしょう。

結果的に大きな出費につながってしまう恐れがあります。

 

保証が効かなくなるから

3つ目の理由は、保証が効かなくなるからです。

太陽光発電はメーカーや販売業者からの保証が付いています。

しかしユーザー自身が修理や交換を行った場合、保証が効かなくなる可能性があるでしょう。

専門的な修理を必要とする場合は、必ず保証条件を確認して適切な業者に依頼することをおすすめします。

 

自分で行える太陽光発電のメンテナンスはある?

自分で行える太陽光発電のメンテナンスはあります。

今回は家庭用と産業用の2つにおける、自分でできるメンテナンスについて解説。

簡単にできるので、ぜひ参考にしてみてください。

 

家庭用は簡単な目視点検のみ

家庭用の太陽光発電では目視点検が可能です。

具体的にはパネル表面に汚れや影が落ちていないか、

パネルや取り付け部に異常(ヒビ、変形、腐食など)がないかなどを定期的に確認しましょう。

家庭用の太陽光パネルは屋根の上という高所に設置されているため、安全性と確実性を考慮して必ずプロに依頼してください。

 

産業用は簡単な目視点検や清掃

産業用の太陽光発電では目視点検を基本として、定期的な清掃が行えるでしょう。

産業用の太陽光発電の場合は地上に設置されていることが多いため、

発電効率に関わる汚れやゴミを取り除く等の清掃も必要です。

ただし適切な清掃方法を知らないと、傷や故障の原因になる可能性があるでしょう。

そのためプロに依頼するのが確実です。

 

まとめ

太陽光発電が発電しない原因としては、天候・季節・温度・影・方角などの要素があります。

これらの要素は設置するエリアや家で変化するため、

事前のシミュレーションでイメージを掴んでおくことが大切です。

 

太陽光発電が上記のような原因で発電できなくなれば、

電気代の削減効果が下がったり売電収入が少なくなったりします。

太陽光発電は長期的な運用によって経済的メリットが得られるため、発電量を確保できるような対策が必要です。

対策として挙げられるのは、日常的な発電量のチェックやメンテナンスなどです。

常にメンテナンスを行っておけば、少しでも長く太陽光発電を運用できるでしょう。

 

些細なお困りごと、

お気軽にサンリストまでご相談ください💁‍♀️✨