2023.06.09

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エコキュートのタンク容量

エコキュートタンクの容量
「エコキュートは買いたい!けど、どの大きさがいいのかわからない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 
 
 エコキュートにはさまざまなタイプがあります。
 
選ぶ上で重要となるのは、貯湯タンクに貯蔵して供給する給湯器なので、使う人数に合った容量のタンクを選ばないと、途中でお湯切れになってしまう可能性があります。
 
 この記事では、エコキュートの適切なタンクの容量について解説します。

1.選ぶ時の基準

解説順は以下のようになります。
 
1.1日に使うお湯の量の目安
 
2.エコキュートの最大給湯量
 
3.家族構成に合ったタンク量
実際に計算を交えながら解説するので、ご自分の生活環境に照らし合わせてご覧ください。
 

上掲の表は、1人が1日に使うお湯の量の目安を表にしたものです。

 
 
貯湯タンクの容量を選ぶ前に、まずは「1日に使うお湯の量が何リットルなのか」を考えることが重要です。
 
 
具体例として、3人家族のご家庭が1日に使うお湯の量を基に計算してみましょう。

目安に当てはめてみたところ、3人家族では1日に約440Lのお湯を使うと想定できました。

 
 
 エコキュートの主なタンク容量(370L・460L・550L)の中から選ぶとしたら、460Lタイプが適していると思う方も多いでしょう。
 
 
しかし、実際には370Lタイプで3人家族の1日分のお湯(440L)をまかなうことが可能です。
 
 
ここからは、貯湯タンクの容量が1日に使うお湯の量よりも小さくて良い理由をご説明します。
 

2.タンクの容量より多くのお湯が使える

 

最大給湯量 = (貯湯温度 - 給水温度) ÷ (使用温度 - 給水温度) × タンク容量

 上掲の式はエコキュートの最大給湯量を計算するための計算式です。
 これに以下の条件を当てはめて計算してみましょう。

<貯湯温度>65℃ ※下限の温度を想定

(参照:エコキュートQ&A よくあるご質問 | Panasonic

<給水温度>11℃ ※東京都の12月の平均水温を想定

(参照:トピック第3回 水道水の水温 | 東京都水道局 (tokyo.lg.jp)

<使用温度>42℃ ※熱めのお風呂の温度を想定

(参照:お風呂なび | アース製薬 (earth.jp)

<タンク容量>370L

 

【計算式】

★(貯湯温度-給水温度)÷(使用温度-給水温度)×タンク容量

=(65-11)÷(42-11)×370

=(54)÷(31)×370

= 1.74×370

= 643.8L(←給湯できるお湯の量)

 
つまり、370Lのエコキュートが給湯できるお湯の量は約644Lになるため、3人家族(1日の給湯量約440L)の場合は370Lタイプで十分まかなえます。
3.家族構成から考える
上掲の表は貯湯タンクの容量に対して、実際に使えるお湯の量を計算したものです。
(※貯湯温度65℃、給水温度11℃、使用温度42℃で計算した場合)

4.まとめ

 
 
 この記事では、エコキュートの貯湯タンク容量を選ぶ方法について解説してきました。
 
 
 実際に計算を交えながらご説明したので、実際に使えるお湯の量はタンク容量よりも多いことがお分かりいただけたのではないでしょうか。
 
 
 ご購入する際は、ご自分やご家族の生活状況に合わせて、お湯の使用量をあらかじめ計算し、ちょうどいい大きさのエコキュートを選んでください。
 
 そうとはいっても、エコキュートに溜めてあるお湯は災害時の生活用水としても活用できるので、大きめのサイズを選んでおくと安心ですね。
 
 
 ただしタンクの容量が大きくなると、その分本体価格も上がるので注意しましょう。
 
 
 計算してみても、どのサイズを買ったらいいのかまだご不安な方もいらっしゃると思います。そういう場合は、専門の人に聞くのが1番早いですね!
 
 
この記事が、エコキュートの購入を検討している方の参考になれば幸いです。
 
 
最後までご覧いただき、ありがとうございました😀
 
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